スンナー否定する人々への反論 | 「クルアーン主義」派の誤った道

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ビスミッラー

スンナを否定する人々、いわゆる「クルアーン主義者」は、スンナが啓示に含まれることを否定し、
クルアーンだけに頼ろうとします。

この記事では、彼らの主張に反論いたします。

まず、クルアーンもスンナも、どちらもアッラーからの啓示(وحي)です。

例えば、アッラーはクルアーンの中で一般的に「サラー(礼拝)」を命じています。
しかし、サラーの詳細な方法や規則については、
預言者ムハンマド(ﷺ)のスンナに明確に示されています。

これは、ハッジ(メッカへの巡礼って近い意味)などの他の礼拝行為にも当てはまります。

また、スンナには「女性とその母方の叔母(伯母)、または父方の叔母(伯母)を同時に結婚することの禁止」
が記されていますが、これはクルアーンには明確に述べられていません。
しかし、ムスリム社会は時代を超えてこの規則を守り続けています。


では、「預言者(ﷺ)に従うことがクルアーンのどこに述べられているのか?」と問う人がいるかもしれません。

簡単に言うと、アッラーはスーラ・アル=ハシュルでこう言いました:
(七番目のアーヤ)
...
وما آتاكم الرسول فخذوه وما نهاكم عنه فانتهوا
...
このアーヤの意味の翻訳は:
・・・そして、使者があなたたちに与えるものを受け取り、それを禁じるものを避けなさい・・・
って近い意味。

また、アッラーはスーラ・アン=ニサーゥでこういいました:
(80番目のアーヤ)
من يطع الرسول فقد أطاع الله
...
このアーヤの意味の翻訳は:
使者に従う者はアッラーに従った・・・
って近い意味。

したがって、「クルアーンに従う」と主張する者は、必然的にスンナにも従わなければなりません。

では、もし私たちが、預言者(ﷺ)の言葉や教え、
彼(ﷺ)が行っていたこと、そして彼(ﷺ)に従ったサハーバとサラフの教えを
放棄したとしたら、誰に従うべきでしょうか?
啓示を受けたことのない人間に従うのでしょうか?
何の導きも持たない人間に?

預言者ムハンマド(ﷺ)がこう言いました:
ألا إِنِّي أُوتِيتُ الكِتابَ ومِثْلَهُ معه، ألا يُوشِكُ رَجُلٌ شَبْعانٌ على أرِيكَتِه يَقولُ :
علَيكُم بِهذا القُرآنِ، فمَا وجَدْتُم فيه من حلالٍ فأَحِلُّوهُ، ومَا وجدْتُم فيه من حَرامٍ فَحرِّمُوه
..
日本語でこのハディースの最初部分を言えば:
***意訳、直訳ではない***
「確かに、私は本(クルアーン)と、それと同じもの(スンナ)を共に授けられた。
確かに、まもなく、満腹になり、自分の寝床にもたれながら、こう言う者が現れる(未来):
『このクルアーン(だけ)に従え。その中で許されたものを許し、その中で禁じられたものを禁じよ。』・・・」
って近い意味。


スンナを否定することは、啓示を否定することであり、
それは当然、クフル(不信仰)です。



スンナ否定者を「クルアーン主義者」と呼ぶのは誤りです。
なぜなら、本当にクルアーンに従う者は、必ず預言者(ﷺ)にも従うからです。

しかし、スンナを否定する者は、西洋の影響を受けたため、
イスラム法を歪めるためにスンナを否定しました。
西洋が好まないイスラム法を改変しようとしているのです。

私たちムスリムは皆、ムハンマド(ﷺ)のスンナに必ず従います!