この記事のビデオはこちら: 身体の義務を免じられる人がいますか?さらに、現在「ダール・ルイスラーム」がありますか?.
身体の行動に関わるイスラームの法規定の負荷を免じられる人がいますか?
さらに、カリフ不在の今、ダール・ルイスラームは存在しないの?
まずは、ダール・ルイスラームとダール・ルハラブは「イスラーム国やイスラーム地」と「戦争の国や戦争の地」って近い意味です
ある人はこう主張しました:
「ダール・ハルブで生まれ育ちイスラームを受け入れた者は、ダール・イスラームに移住しないかぎり、身体の行動に関わるイスラームの法規定の負荷を免じられる」
さらに、ある人はこう主張しました:
「カリフ不在の今、ダール・イスラームは存在せず、信仰の前提となる宣教の到達も成立しない」
でも、これは本当ですか?
まず第一に、身体の行為に関わるイスラームの法規定の負荷を免じられる人は誰もいないです。 イスラーム地(ダール・ルイスラーム)に住んでも戦争の地(ダール・ルハルブ)に住んでもそんなことはまったくありません
その人が言ったことはクルアーンではなくて、預言者ムハンマドﷺのスンナではないです。 。
イスラームの始まりの時代に、メッカに住んでいるムハンマドﷺと彼ﷺの仲間は身体の行為を行っていました。
その時代にはイスラーム地(ダール・イスラーム)はそもそも全くなかったのに。
これに加えて、クルアーンには預言者たち(彼らに平安あれ)が遣わされた話があります。
アッラーが私たちに知らせてくださった話のほとんどは、預言者たちعليهم السلامが弱い立場に置かれていたということです。
それでも、彼らは自分たちに従う人々に「イスラーム国を築けるようになるまで身体の行動をやめて」と命じることはまったくありませんでした
例として、ムーサ―やノーフ(نوح)やシュアイブやルートやイブラーヒームやフード(هود)やサーリフ(صالح)彼らの上に平安がありますように。
それだけでなく、あるハディースにはこうあります:
... والنبيَّ ومعهُ الرَّجُلُ والرَّجُلانِ، والنبيَّ ليسَ معهُ أحَدٌ ...
説明:
ある預言者は、復活の日に一人か二人しか従わなかった状態でやって来る。また、誰一人従わなかった預言者もやって来るのです。
って近い意味。
僕はあなたにクルアーンとスンナから証拠を上げました。でも、その人には証拠がないです。
シャイク・ムハンマド・イブン・アブドゥルワッハーブは「ナワーキド・アル=イスラーム」と言う本でこう述べました:
من اعتقد أن بعض الناس يسعه الخروج عن شريعة محمد صلى الله عليه وسلم كما وسع الخضر الخروج عن شريعة موسى عليه السلام، فهو كافر.
日本語で:
「9:一部の人々はムハンマドﷺのシャリーアから離れることが できると信じる者はカーフィル(不信仰者)です。
例えば、アル=ヒドル(彼の上に平安がありますように)がムーサーﷺ(モーセ)のシャリーア から離れたように」
要するに、私たちがこの世に生まれ、生きている目的は、アッラーだけを崇拝することです。
その人は「身体の行為の義務は人から免除される」といって、悪しき新たな主張を持ち出しました。
この言葉を書いた者は、フィクフ(イスラーム法学)についての理解がなく、本来フィクフについて書く資格すらありません。
最後に、「カリフ不在の今、ダール・イスラームは存在せず」
その人の前にこれを言った学者がいますか?
その人はどこからこの事をもらいましたか?
ハディースかクルアーンのアーヤからこれを知っていましたか?!
カリフがいないという理由だけで、ムスリムが恐れや不安なく自分の信仰を実践できて、大多数の住民がムスリムである国を戦争の地(ダール・アル=ハルブ)と呼ぶなど、どうして理性的に受け入れられるのでしょうか?
イスラム教においてムスリムが多数派の国であり、イスラームの表れが見られ、サラーとかアザーンをしているのであれば、その国はダール・ルイスラームと見なされています。ハリーフがいなくてもダール・ルイスラームと見なされています。